ユードリナの記録【長野県立大学】

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【就特対 #10】<裏>業界研究 <長野県立大学:就活特別対策室>

就特対、第10回。志望業界の絞り方について、実体験や思う事を書こう。

しかし、SNSなんかを見ると就活生は色んな焦りが見える。
「夏インターン・ES・SPI、夏インターン・ES・SPI……」
みたいな鬼気迫った雰囲気があって、ちょっと怖い。

個人的な考えだが、就活は遅く始めりゃ遅く終わるが、早く始めても早く終わるとは限らない。

焦ってこの先の人生を棒に振るくらいなら、夏休みくらいたっぷり遊んで、厚みのある人間になるのも一興では?

キャリア相談で言われた話

大学3年の10月、キャリア相談を予約した。

キャリア相談とは、就活に関連した内容を学外の専門家に相談できるシステムだ。大学の就活生向け専用サイトから予約できる。

当時私の状況としては、
「夏インターンは講義でちょっと行ったけど……業界はITとかかなぁ。営業職とか気になるけど、営業なんてどの業界にもあるし……」
というレベル。

 

そんなわけで、キャリア相談で
「まず何からやったらいいのか?業界はもう絞った方がいいのか?」
という質問をした。

アドバイスとして言われたのは
「まずは色んな説明会に参加してみよう。業界は12月まで広げていって、1月頃に絞るイメージでいい」

ということ。実際このアドバイスに従って就活をした。今の就活生諸君もこのイメージでいいんじゃないかと思う。

 

業界を”広げる”

詳細は【就特対 #002】を見て欲しいが、私は夏~秋にかけて何十個も説明会に参加した。業界は色々。

建設、不動産、サイバーセキュリティ、コンサル、駐車場、マーケティングなどなど色々と参加した。

早い段階で業界を絞るのは一長一短だろう。早めに志望業界のインターンへ参加していける、というメリットはある。一方で、あとから「この業界の方が面白そう!」となって就活の大幅な方針転換を迫られることにもなりかねない。

 

世の中には自分で思っている以上に色んな仕事があるので、とにかく視野を広く持って様々な業界を見ていくのが良いと思っている。

 

業界を”絞る”

「業界をどう絞っていくか?」

この質問には星の数ほど回答がある。個人的な絞り方を書いてみよう。

STEP 1:消去法

まずは、自分の望む働き方をベースに消去法で絞っていく。あまり難しく考える必要はない。

「喫茶店でバイトしてるけど、飲食系はキツイな~」

「駅前でプラカード持ってる不動産営業の人みたいにはなりたくない」

「数字が苦手だから、数字を使う仕事は大変そうだな」

「残業は絶対にしたくない」

このくらいの考えで十分だ。

 

これで飲食系・不動産営業・金融系は志望度が下がる。残業はちょっと難しいが、比較的多い(と言われている)業界はいくつかあるので消去してもいいだろう。

このステップで全業界のうち半分ほどまで絞れたら十分だろう。

STEP 2:加点(働き方)

先ほどのSTEP 1が減点方式チックだとしたら、STEP 2は加点方式なイメージだ。例えばこんな考え方。

「服が好きだからアパレル系で働きたいな」
⇒アパレル系?

「安定した職業がいいな」
⇒インフラ?公務員?

「残業しない職業がいいな」
⇒流通?インフラ?公社?

「色んな業界の人と関わりながら働きたい」
⇒人材系?コンサル?マーケティング?広告?

 

STEP 3:加点(自分の成長)

「働き方」で加点するSTEP 2は、割と目の前の社会人1~3年目を想像して考えるだろう。

次は「10年後の自分」を考えてみる。10年後、どんなスキルを身につけていたいだろうか。

・営業力
・新商品を作る能力
・管理職としての人の管理能力
・データを分析する能力

色々あると思うが、そのスキルを身につけられるのはどの業界か、という視点で加点してみよう。

 

STEP 4:加点(業界の成長度合い)

最後は「その業界が20年後、30年後に成長しているか」という視点だ。

例えばITなんかは成長していくだろうが、その他の業界は様々な要因で「なくなる職業」とか言われている可能性もある。

将来、30代40代の働き盛りに業界ごと潰れたら大変だ。想像しにくいかもしれないが、親や先生といった社会人にきくのもアリ。

 

終わりに

就活生の中には、年収や福利厚生を気にしている人もいるだろう。このあたりも業界によって傾向が様々だ。年収が高い業界と低い業界、福利厚生が手厚い業界とほぼ無い業界。

働く世界によっては「どう頑張っても望む年収にはいかない」ということもありうる。業界選びは慎重に。

 

<付録>業界・業種の加点減点表

マイナビのアプリの検索欄に、「業種」という項目がある。

その項目を参考に、業界業種の表を作ってみた。この表で〇✖△を付けてみるのも面白いかもしれない。

誰にも使われないとは思うが、まあいいんだ。作るのが面白いんだ。趣味だから自己満でいいのサ………