ユードリナの記録【長野県立大学】

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【就特対 #05】<裏>会社説明会

前回の就特対では、私が体験した会社説明会について、その種類や申し込み経路などを書きました。

今回は、それら会社説明会へ参加する中で考えたことを書いてみます。

eudorina.hatenablog.com

会社説明会への参加方針

前回の記事でも書いたとおり、私は「予定が空いている限り会社説明会に参加しまくる」という方針を立てていました。

その理由は、なるべく多くの業界や働き方を広く浅く知るべき、と感じたからです。

また、とあるコンサルの面接で面接官の方とこんな会話をしたことも理由の1つです。

「学生のうちにやっておくべきことはありますか?」
「興味ない業界でも、なるべく色んな説明会に行くといいよ。たくさんの企業の働き方とか内部事情を聴きに行ける機会なんて、今のうちしかないからね」

これは納得の意見でした。社会人になれば、「所属する企業の一員」という肩書やしがらみがついてまわるのでしょう。よそ様の社内事情をきくことなんてできないですからね。

 

参加する前の準備

説明会へ参加する前に、ざっくりとその企業について調べていました。前回書いた通り「HP」「新卒採用サイト」「社員の口コミサイト」「就活生の口コミサイト」などを見ていました。

では、こういったサイトの何を見て、どう考えるべきなのでしょうか。

会社のHP

例えば直近のプレスリリース。つまりニュースです。〇〇と提携した、とか△△の事業スタート、とか書いてあります。
このプレスリリースに関する質問を質疑応答でしてみましょう。会社のNOWな事情がわかりますし、人事の人に「最近のことちゃんと調べてるな」と思ってもらえます。

HPの雰囲気も大事です。見やすく操作しやすいか、「平成初期に作られたまま」感があるのか。

定期的に更新・整備されているかも重要です。これはニュース欄を見たり、表示されないページがあるか調べたりすればわかります。

新卒採用サイト

これは全ての企業にあるわけではありません。比較的大きい企業ほど作っていることが多いです。

もしあるなら、必ず見ておくべきでしょう。募集要項や先輩社員へのインタビューなんかが載ってるでしょう。それに、企業理念とは別の「新卒採用のキャッチフレーズ」が書いてある場合もあります。「圧倒的な成長」とか「ロマンを追おう!」とか「野心家もとむ!」とかそんな感じのです。

質疑応答の時間にこれと関連した質問、例えば「サイトに”圧倒的な成長”とありましたが、具体的にどのような点で自身の成長を感じることが多いですか?」とかをきけば社内の雰囲気などの理解に繋がります。

社員の口コミサイト

「Open〇ork」とか「ライ〇ハウス」とか。たいていは退職した社員が悪口を書いていますので、その企業の悪い点を理解するのに役立ちます

もちろん、全てを鵜呑みにするのはよくありません。ですが、残業の無い働き方をしたいのに「給与は高いが残業ばかり」と書いてあれば再考の材料になるでしょう。

また、時々「退職しましたがとても成長できました。育ててくれて感謝しています」とか、「フリーになってもやっていけるくらいは力がつく」とか書いてあることも。

こういったサイトはメールアドレスさえ持っていれば無料で登録できますので、早めに会員登録して眺めることをオススメします。

就活生の口コミサイト

新卒就活生向けのサイトには、説明会や面接に参加した就活生の口コミが書いてあるタイプもあります。

直会社説明会の前にこれを読む意味はあまりありません。どちらかというと面接の前に、「面接官は〇人だった」「〇〇についてきかれた」といった内容を確認するのに使います。

 

質疑応答の価値

会社説明会にはたいてい質疑応答の時間が設けられています。

他の学生が質問している様子を見ていると、結構な数で「これ点数稼ぎに来ているなぁ」という場面があります。つまり、絶対そんなこと興味ないだろうに、人事への印象付けとして質問している、ということです。

何十人も就活生がいる説明会で、たかが質問一個で印象付けられると思っているんでしょうかね。

説明会での質疑応答の価値は、企業の雰囲気や内情を質問し、自分に合っているかどうかを見極めることにあります。

例えば募集要項に残業時間が書いておらず、有価証券報告書も無い企業の場合。残業時間について質問してみるのはアリでしょう。多少ごまかされるでしょうが、完全な嘘をつかれることは無いでしょう。

 

説明会でどこまで見られているのか

ネットのコラムや就活サイトを見ると「人事は就活生を、説明会から既に見極めている」とかなんとか出てくるでしょう。受付時のマナーがどうか、私服がどうか、メモを取っているか。

個人的な意見を言わせてもらえば、そんなコラムはクズです。鼻かんでゴミ箱へポイ、です。

冷静に考えてみましょう。何十人もいる就活生を、いったい誰がどうやって評価するんです?評価されたとして、たった1人や2人の社員が書いたそれを選考で重視すると思います?

そもそも、選考以外の場で監視してくるような企業に入りたいと思いますか?

もちろん、説明会ドタキャンとか、ビーサンで参加とかすれば別でしょう。しかし、社会人から見れば所詮はただの「大学3年生」です。ベテランリーマンと同レベルのビジネスマナーを求める方がおかしいでしょう。

気楽にいきましょう、気楽に。

 

服装・マナー

私服参加といわれれば私服、スーツといわれればスーツでいいでしょう。別に「私服といわれたけど一応スーツで…」とか考える必要はありません。

ただ、ちょっと面白かったことがあります。スーツ参加のオンライン説明会があったとき。他の学生を見ると、外見がめちゃくちゃな人が何人かいました。

ワイシャツの襟がジャケットの外に出ていたり。ネクタイしてるのに第一ボタンが空いていたり。明らかな寝癖がついていたり。

そういうのは、評価されないにしても良くは無いですよね。個人的にはそういう学生が首都圏の有名私大だったりして「フッ」と笑うのが楽しみでしたが。

 

終わりに

ほとんどの学生がこれからたくさんの説明会へ参加するでしょう。ストレスがたまったり緊張したりすると思いますが、参加する中で「自分なりの見方、ききかた」が生まれればよいのではと思います。

次回はメール編か募集要項編の予定。