大学生ユードリナの記録【長野県立大学】

長野県立大学や就活、趣味について

【県大シリーズ第5回】長野県立大学はどんな大学なのか~キャンパス/男女比編~【女子が優勢?キャンパスの雰囲気は?】

2018年開学の長野県立大学
その歴史を辿れば戦前の高等女学校が見えてくる。しかし現在は長野県内で2番目に新しいキャンパスを持つピカピカの大学だ。

長野県立大学はどんな大学なのか第5回、キャンパスについて考える。

 

 

2つのキャンパス

長野県立大学(以下県大)は2つのキャンパスを持っている。「三輪キャンパス」と「後町キャンパス」。これらのキャンパスは全く違った特徴を持っている。

三輪キャンパス

長野市三輪に位置するキャンパス。どの学科に属する学生も、このキャンパスで講義を受けることになる。敷地内には生協や体育館、図書館などの設備がある。学食もこのキャンパス内にある。
元々は県大の前身である長野県短期大学の敷地だった。

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後町キャンパス

長野市南長野に位置するキャンパス。三輪キャンパスまでは徒歩約30分かかる。
この敷地には「象山寮」と「CSI」の2つの役割がある。象山寮は県大1年生が必ず住むことになる学生寮だ。
出入口と各ユニットで学生証による電磁ロックの解除が必要である為、セキュリティは万全である・・・が、正面に門や警備員がいるわけではないので”敷地に入る”事自体は簡単だろう。
CSIとは「ソーシャル・イノベーション創出センター」の事。大学としての地域社会への貢献活動支援や、学生起業のサポートなどを行っている。

ちなみにこの敷地は、長野市立後町小学校という2013年に廃校になった学校の跡地である。

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男女比は女子優勢

大学が公表している数値によれば、令和5年5月時点で全ての学部と大学院を合わせた学生数は1057名である。そのうち男は319名、女は738名となっている。割合で考えると、男子は約30%女子は約70%となる。

学部別で考えてみよう。大学院の数値を除外した上で考えると、グローバルマネジメント学部では男子約39.7%、女子約60.2%である。健康発達学部では女子が約97.5%だ。

事実として女子が優勢なのは間違いない。しかしキャンパス内がそれに影響されているとは感じない。女子トイレが混んでいる、生協や学食が女子に媚びている、といった場面を目にしたことはない。

一点言えるとするならば、サークル活動に関してこの男女比が影響しているのではないかと思っている。これについてはまた別の記事で考えたい。

(このページにある「教員数・入学者数・収容人数・在学者数」のデータを参照した)

法令に基づく教育情報の公開 | 大学紹介 | 長野県立大学|The UNIVERSITY OF NAGANO

 

短大時代のレガシー

前述したように、三輪キャンパスは県大の前身長野県短期大学の敷地であった。一度更地にされてから新キャンパスが建てられた。しかし県短時代の施設はいくつか残されている。

明和寮

ほとんどの県大生がその存在や中を知らない、県短時代の学生寮である。三輪キャンパスの敷地南東のカド、駐車場の真南にある。見た目はお化け屋敷のようなボロボロのアパートといった風情だ。

3階建ての寮には、学生の部屋以外にも談話室、食堂、シャワールーム、通信室などが揃っている。

学生用の部屋は全て6畳ほどの和室である。障子と畳のある、い草の香りが素晴らしい部屋だった。入口には3~4個の防犯ブザーがかけられていた。この事から「女学生向けの寮であったこと」「一部屋に3名ほどが住んでいたこと」「寮内の撤収作業が完璧ではないこと」などが読み取れる。

現在この明和寮は大学事務局とサークルの物置と化している。だが決して肝試しはしないこと。カードキーと暗証番号が必要なレベルのセキュリティで守られている。

図書館

調べるまで知らなかったのだが、三輪キャンパスの南西のカドにある施設は県短から引き継いだ図書館らしい。茶色い二階建ての洋風な建物である。新築した図書館と連絡通路で繋がれており、外部から直接入ることはできない。

そういえば1年生の時、キャンパス内を探検していて入ったことがあるのを思い出した。新築の図書館は参考文献的な資料が多く、旧図書館には文庫本や絵本があったと記憶している。

右側のキャンパスから連絡通路で繋がれている



 

大学食堂/生協

大学食堂は三輪キャンパス一階にある。大学ホームページでは「約300名が一度に利用できる大空間」と謳っている。詳しくは別の機会にするが、実際のところ学食のキャパシティは問題があるだろう。大空間、というのはちょっと誇張であると感じる。

テラス席もあるが、駐輪場や駐車場から丸見えだ。キャンパスへ行き来する人たちに横目で見られながら優雅にお茶したいならおすすめである。

一方で、大学生協は非常に心強い味方である。学食よりも頻繁にお世話になる学生がほとんどだろう。コンビニ並みになんでも揃っている上、講義に必要な教科書もここで購入できる。筆記用具を忘れた時、スマホの充電がピンチな時、ここに駆け込むべきだろう。

 

キャンパスの雰囲気

ほとんどの学生が男女分かれて、2~4名で行動している。一般的なキャンパス風景といったイメージである。しかし私のようにぼっちで講義に参加する民もいるので、馴れ合い至上主義というわけではない。

「キャンパスコモン」や「ラーニングコモンズ」と大学が名付けている、廊下のあちこちに置かれた机と椅子がある。講義室へ向かっていると、ここで勉強したり雑談したりしている学生が多く見られる。

 

終わりに

さて今回は三輪キャンパスと後町キャンパスについて書いてみた。学食、象山寮、大学のキャパシティ問題といった点についてはまた別の機会に詳しく書きたいと思う。

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