大学生ユードリナの記録【長野県立大学】

長野県立大学や就活、趣味について

【県大シリーズ第4回】長野県立大学はどんな大学なのか?~健康発達学部編~【GM生と見分けるのは簡単?】

長野県長野市にある、2018年創立の長野県立大学

この大学には「グローバルマネジメント学部」と「健康発達学部」の2つの学部が存在します。それぞれの学部にはどのような学科が存在し、どのような特徴があるのでしょうか。

現グローバルマネジメント学部生として考えてみます。

 

 

健康発達学部

長野県立大学の前身である、長野県短期大学の流れを色濃く汲む学部です。「食健康学科」と「こども学科」の2つの学科があります。

学部全体の人数としては300名弱で、そのうち男子は10名もいません。学部全体としては約97%が女子であるようです。まあ学科の内容を考えれば、いまだに女性比率の高い職業と関連していますしね。

https://www.u-nagano.ac.jp/media/20230501kyouinsu_gakuseisu.pdf

 

食健康学科

栄養学を学べる学科です。管理栄養士や栄養教諭の資格を取れるため、最終的には国家試験を受験し行政機関や教育機関で働く人が多いようです。略称は「食健」。

食健康学科専用の設備として、キャンパス内に大型の調理設備があります。小学校などの給食室にあるような、バカでかい鍋などです。近くを通ると、白衣を着た学生たちがそこで実習しているのをよく見かけます。そこで作った給食は同じ学部の人や先生方にふるまわれるそうです。かなりレアケースですが、余った給食を実習室前で安く販売しているときもあります。

試験の合格率

管理栄養士の国家資格は決してぬるいものではないようです。県大のホームページによると、2022年度の全国の合格率は約65%だった一方、この学科では合格率約97%だったとのこと。

活発なメディア露出

食健康学科は、その活動内容がメディアに取り上げられる機会が非常に多いです。例えば、長野県のジビエ産業とのコラボとしてジビエ料理のレシピを考案したり、低アレルゲンの料理を考案したり、コンテストで結果を残したり等々。

最高級食材を使用したイタリアンを作る!という料理人気質ではなく、SDGsや社会課題の解決に関連した活動が多いようですね。

長野市、長野県立大とジビエ料理を考案 - 日本経済新聞

長野県立大学の学生らが開発した低アレルゲンスイーツを10月26・27日の学園祭で販売 -- 県内の若手農家・保育園とコラボ、「シャインマスカット」を使ったアレルギーのある子どもでも食べられるお菓子 | 長野県立大学

第5回「うま味調味料活用! 郷土料理コンテスト2020」で健康発達学部食健康学科3年のグループ”なっちょ”が応募した作品が準優勝を受賞しました | お知らせ | 長野県立大学|The UNIVERSITY OF NAGANO

 

www.u-nagano.ac.jp

 

こども学科

子供学科でも子ども学科でもなく、「こども」学科なところに様々なこだわりが見えますね。

保育・幼児教育に関して学べる学科です。保育士資格や幼稚園教諭の免許が取れるためほとんどの学生が試験を目指して勉強し、将来は保育園や幼稚園で働いています。

こども学科にも専用の設備があります。保育士になるにはピアノが弾ける必要があるそうで、そのためにピアノが複数台設置されている防音室があります。また、絵本や紙芝居が大量に置かれている本棚も大学図書館とは別に設置されています。

試験の合格率

こども学科の保育士試験合格率は公表されていません。しかし2022年度の全国合格率が約30%であるのに対して、2022年度のこども学科卒業生の就職先が45%は公立保育園、私立幼稚園等を含めると90%であることを考えると非常に高いといえるでしょう。

近隣地区との交流

こども学科では数多くの実習が行われているようです。長野市や出身地に位置する保育園幼稚園での現場実習だけでなく、大学へ未就学児とその保護者を招いての実習もよく見かけます。キャンパスの正面玄関へ行くと、白いシャツを着た女子学生が両手を広げていてギョッとする・・・と思ったら後ろから招いたのだろう親子が来ていた、という体験は何度もありました。

www.u-nagano.ac.jp

 

グローバルマネジメント学部生と見分けるのは容易

キャンパスでは多くの学生とすれ違いますが、正直GM生(グローバルマネジメント学部生の略称)と健康発達学部生を見分けるのはかなり簡単です。

GM生は、よくも悪くも「今どきの学生」らしいか「変人」らしいです。髪を染めている、服装が今どき、大学内でビーチサンダル、といった学生を見かけたらまず間違いなくGM生でしょう。

一方で、健康発達学部生はちょっと浮世離れした雰囲気の学生が多いです。中学高校とずっと女子校に、しかもある程度真面目で頭がいい女子校にいたような雰囲気なのです。性格は天然で若干の常識不足、服装は白・黒・ベージュ系統のワンピースだったり・・・服に詳しくないのでわかりませんが、よくも悪くもなんとなく「真面目でおとなしそうだな」と感じる服装が多いですね。

 

食健康学科とこども学科を見分けるのは難しいですが、なんとなく食健康学科の方が活動的な印象です。上記のようなメディア露出や表彰が多いことからも、全体としてその傾向はいえるのではないかと思います。こども学科は温厚で落ち着いた人が多いでしょう。子どもに関連した勉強、実習が多いですから、怒りっぽい人や心の狭い人には合わないのでしょうね。

 

終わりに

健康発達学部について書いてみましたが、自分はGM生ですのであまりわかっていないことも多くありました。大学HPや記事を調べつつ主観的な印象も考えてみましたが、決して誰かや何かをけなす意図は無い、という点をご理解していただけたら嬉しいです。

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