ユードリナによる長野県立大学と長野市街地の記録

長野県立大学卒業生による、長野県立大学の現在地の紹介と長野市の地域の様子を投稿していきます。

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【県大S #023】仲介委員会に迫る!~前編~【長野県立大学】

長野県立大学で活動されている団体「仲介委員会」の南井賢大さん(GM学科4年生)にお話を伺いました!

前編・中編・後編の全3回でたっぷりお届け。

2023年度の設立から、多くの活動を通じて学内を盛り上げている仲介委員会さん。その信念と設立秘話に迫る。

「仲介委員会」さんについて

インタビューに入る前に、仲介委員会さんの紹介をさせていただこう。

2023年度の”理事長裁量経費”の採択事業として昨年設立された団体。学内の「もったいない」を解決するべく、活動に取り組まれている。

 

2023年7月に『モヤモヤ交換会』、同年10月に『明和寮見学ツアー』を主催。

2024年1月に行われた『妄想市』という企画では、やってみたいな、できたらいいな、という学生たちの妄想を実現するイベントとして特に注目を集めた。

公式のインスタグラムホームページでの発信も行っている。ぜひみなさんチェックしていただきたい。

 

インタビュー

み(南井賢大さん)、ユ(ユードリナ)

活動のきっかけ

ユ:本日はよろしくお願いいたします!

み:よろしくお願いします。

ユ:最初に気になるのが、スタートのところでして。どのようなところからスタートされたのでしょうか。

み:正式に仲介委員会として活動を始めたのは2023年の7月からになるんですけど。その前に3人で発足したのが5月ですね。

ユ:構想として「なんかやりたいな」とかたまったのが5月と。

み:そうですね。もともとは仲介委員会としてやろうと思って集まったわけではなくて。今年もあると思うんですけど、SDGsのアイディアコンペティション

ユ:ありましたね!

み:それがちょうど5月の終わりごろにあって。僕とあと2人、くらまたとやまもとがすごく暇で笑 「なんかやりたいねー」って話してたら、ちょうどコンペのチラシがあって。「これで金もらって焼肉行こうぜ!」って笑

ユ:なるほど焼肉ですか笑 南井さんとくらまたさん、やまもとさんの3人で始められたんですね。

み:そうなんですよ~

ユ:コンペに出たあと、学内での活動として裁量経費の事業になったと。

み:色々アイデア出していったら、俺らの不満が学校側に向いてて笑 3年生までオンライン授業だったし、1年生の最初は実家からオンライン授業で。もう長野に来るなと笑

ユ:えーー!?そんなんだったんですか!

み:そう笑 嫌な思いをしてる学生の声を一番きいてたし、自分たちも思ってて。それを改善する方をやったらいいんじゃないか、と。

ユ:それが一番最初の方向だったんですね。

み:それを成し遂げるためにお金がいるんだけど、それはSDGs関係なくね?と笑

ユ:たしかに笑

み:SDGsのやつはトップで10万円だけど、理事長裁量はプレゼンすれば通った分もらえるし。もちろん無理なやつはあるけど、でき得る限りは出してくれるから笑

ユ:内容的にも学内のことだし、資金面も学校から出してもらうのが筋だろうと。

み:そう、そこがあって理事長裁量費を検討し始めて。

ユ:そうだったんですね~

 

キーワード:「もったいない」「仲介」

ユ:ろくれい奨励賞もらったりされてましたが、その中で「もったいないの解消」というワードを見つけて。環境などよりはアイデアに対する意味で「もったいない」な気もしてるんですが、そのあたりどういった思いがあるのでしょうか?

み:「もったいない」というのは私たちの中で一つキーワードで。最初から考えてた言葉ではないんだけども、立ち上げの時は「学内活動をより豊かにするためになんでもします」っていう感じで。

ユ:なんでもですか笑

み:当時学内にある団体が「サークル本部会」と「学園祭実行委員会」しかなくて。本部会はサークルのこと、実行委員会は学園祭のことをやる。でもそれ以外の、例えば授業の履修登録がわからないとか、1人暮らし不安だとか、友達どう作ろうかとか。どこに相談したらいいかわからない。そういうのをくみ上げる組織が無くて。

ユ:学サポはちょっと…ってなると、自治的なサポートがないですよね。

み:そう!自治!学生団体が無くて。学サポかCSIしかなくて。でもそこは”大人”だから、ハードルが高いだろうと。

トイレ入ってて「あ、これなんか面白そう!」ってなったアイデアを、「トイレで思いついて~」ってCSIに相談するのも、ねぇ笑

そういうことできる人は、そもそもCSI通さずにやれる位行動力のある人たち。そうじゃない人たちもいっぱいいるのよ。思いついたけど言えないとか、人と話すのが苦手とか、そもそも思いつかないとか。そういうの意識高いしいいやとか笑

ユ:ありますね~笑

み:そういう燻ってる、動けてない人の中にも、面白いこと考えてたりすごいスキルがあったり。そういう人たちがもっと目立って、色々できたほうが面白いし、俺たちがそういうのに楽しみを感じるから。それが出来てないのが嫌でしたね。

ユ:なるほど。

み:当時はこういう人たちをどう言うか決まってなかったけど、活動の中でふと「これってもったいないだな」と。「ポテンシャルがあるのに、制約とか条件のせいで本来あるべきものがない」のがもったいないなと。

ユ:本来はそういった人たちの可能性のおかげで、学内がもっと楽しく面白くなるはずなのに!と。

み:まさしく笑 「もったいない」は俺たちが新しいものを作りたい、ってのもあるけど、本来あるべき姿に戻す、その人らしく実力を発揮できるために障壁をなくすとか。穴があるならそこを埋めてあげる、というのが我々の役目なんじゃないかなと。

ユ:穴を埋める、ですか。

み:人と人を仲介したり、ものと人を仲介したりして、本来あるべき姿と現状を繋げる、っていう意味で「仲介委員会」と。

ユ:あ~なるほど!そう、その仲介っていうワードも気になってたんですが、今納得しました笑

み:なんか詐欺グループみたいよね笑 手数料取りますとか笑

ユ:いいお部屋紹介しますよ、みたいな笑 ではなくて、人と人、ものと人、環境と人の仲介だったり。

み:もっと言えば、あるべき姿と現状を仲介して、あるべきところに仲介すると。

 

次回予告

次回後編は、「仲介委員会」の大切にしている4つのプロセス、昨年度の各イベントのコンセプト、今後の展望などをインタビュー!

お楽しみに!!

 

仲介委員会さん公認、勝手に企画を考える「1人妄想会議」も見てね~

eudorina.hatenablog.com